Prism Garden|0×0=∞(ムゲンダイ)プロジェクト
ネイキッドは、未来創造プロジェクトとして、2014年から、その地域のこどもたちや企業とともに、その地域の魅力や想いを未来に向けてクリエイティブに表現する共創活動を国内外で続けています。2014年に、杉並区和泉小学校(現:杉並区立新泉和泉小学校)では、廃校になる校舎の壁面に在校生たちやその保護者の方々と、「最後の校舎の思い出」としてプロジェクションマッピングを、2015年に宮城県にある気仙沼向洋高等学校では、東日本大震災によって仮校舎で高校生活3年間を過ごした3年生へ向けて、在校生と仮校舎に日本一の校舎を描くプロジェクションマッピングを共創しました。こどものもつ自由な発想力と、その地域の大人たちや企業のこどもたちへの想いを、プロジェクションマッピングなどを使いながら、ネイキッドが共にクリエイティブに表現することをサポートしています。
この未来創造プロジェクトの一環として、2016年より大阪芸術大学と創造性を育む実践型のプロジェクト「0×0=∞(ムゲンダイ)プロジェクト」の中で、大阪芸術大学アートサイエンス学科の学生や参加を希望する高校生を含む学生たちの作品の企画・演出・制作をサポート。弊社代表の村松の出身地である大阪は、村松にとっても一段と思い入れのある地域であり、次世代を創っていく大阪のクリエイターたちのクリエイティビティを発揮する育成に取り組んでいます。
2020年は大阪芸術大学アートサイエンス学科の1年生や参加を希望する高校生と共に制作したプロジェクションマッピング作品『四季の記憶』を12月18日(金)から公開、第二弾となる今回は、大阪芸術大学アートサイエンス学科の3年生と共に制作してきたインタラクティブ作品『Prism Garden』を公開します。この作品は、2020年11月から制作が始まり、ネイキッドのクリエイティブチームのアドバイスを受けながら、プログラムやプロジェクションマッピング映像に至るまでを、学生が自分たちの力で作り上げました。
新型コロナウイルス感染拡大のため、イベントや展覧会などリアルな場所での作品展示の機会が失われている中、作品を創るだけでなく、届けてこそ意味があると考え、このプロジェクト内で制作してきた作品は、近鉄不動産が提供する日本一高いビル・あべのハルカス展望台「ハルカス300」協力のもと、発表する運びとなりました。
今後もネイキッドは、国内外で未来創造プロジェクト活動を通して、地域社会への貢献や、こどもたちの創造性の育成に取り組んでいきます。
作品概要
作品タイトル : Prism Garden
期間 : 2021年2月8日(月)~2月28日(日)
時間 : 18:00 – 20:00
※営業時間は事前の告知なく変更することがあります。
場所 : あべのハルカス展望台「ハルカス300」
料金 : 展望台への入場料金のみでお楽しみいただけます。
企画・制作 : 0×0=∞ PROJECT
協力 : 大阪芸術大学 アートサイエンス学科、近鉄不動産株式会社
総合プロデュース : NAKED, INC.
作品について
本作品のタイトルは『Prism Garden』。ツインタワー前に置かれたハーバリウムを新型コロナウイルス感染拡大により、さまざまな季節の行事が中止となった「止まってしまった時間」とし、そこへ体験者のもつ希望の光(スマートフォンのライト)をかざすとツインタワーに花が咲き誇り未来へと託すというメッセージが込められたインタラクティブ作品です。
0×0=∞(ムゲンダイ)プロジェクトについて
大阪芸術大学アートサイエンス学科の学生と高校生がネイキッドと一緒になって、ゼロからクリエイティブに挑戦するプロジェクト。大阪芸術大学客員教授/アーティストでありネイキッドの代表でもある村松亮太郎が、企画・演出・構成などを学生・高校生たちと一緒になってゼロからつくっています。アートとテクノロジーが融合する「新たな光のアートサイエンス」作品を制作していくという体験を通じて、未来を担う学生たちの想像力や可能性を最大限に引き出し、未来を切り拓く力を育みます。