四季の記憶|0×0=∞(ムゲンダイ)プロジェクト
2020年は新型コロナウイルス感染拡大により、イベントや展覧会など、リアルな場所での作品展示の機会が失われました。芸術を志す大学生や高校生にとっても、実際に作品に触れたり、自らが作品発表を行ったりする場が限られてしまい、未だに模索しています。
そんな中、ネイキッドと大阪芸術大学は創造性を育む実践型のプロジェクト「0×0=∞(ムゲンダイ)プロジェクト」の授業の成果発表として、近鉄不動産が提供する日本一高いビル・あべのハルカス展望台「ハルカス300」の58階「ツインタワー」にて、大型プロジェクションマッピング作品を投影します。
2016年よりネイキッドと大阪芸術大学は、大阪芸術大学アートサイエンス学科の学生や参加を希望する高校生を含む未来を担う若者と共同して、作品の企画・演出・制作に取り組んでいます。6月からスタートした授業の中で、世の中におけるクリエイティブの役割や、プロジェクションマッピングの作り方を学び、実際にあべのハルカスで発表することを想定した映像の企画やコンセプト、そして絵コンテを制作しました。そのコンセプトや絵コンテを題材にしてネイキッドのディレクターが中心となり映像を制作し、あべのハルカスにて作品を発表します。
今後もネイキッドと大阪芸術大学、近鉄不動産は、学生・プロが垣根なく交流・価値交換やお互いにアイディアを出し合うなどクリエイティブな作品づくりとともに、アートへの魅力と価値を発表する場を提供し、これからのアーティストたちによる新しい未来創造の機会を創り出していきます。
イベント概要
作品タイトル:四季の記憶
期間:2020年12月18日(金)~2月28日(日)
※除外日:2021年1月1日(金・祝)~3日(日)
時間:18:00 – 21:40
場所:あべのハルカス展望台「ハルカス300」
料金:展望台への入場料金のみでお楽しみいただけます。
企画・制作:0×0=∞ PROJECT
協力:大阪芸術大学 アートサイエンス学科、近鉄不動産株式会社
総合プロデュース:NAKED, INC.
「四季の記憶」について
本作品のタイトルは「四季の記憶」。新型コロナウイルス感染拡大により行動が制限され、さまざまな季節の行事が中止になったことから、学生たちの「今年失われてしまった四季の楽しみを、プロジェクションマッピングの映像にのせて届けたい」という想いが込められています。大阪の街が一望できる、あべのハルカス展望台にて2020年の季節を巡る空の旅を、来場者へと届けます。
0×0=∞(ムゲンダイ)プロジェクトについて
大阪芸術大学アートサイエンス学科の学生と高校生がネイキッドと一緒になって、ゼロからクリエイティブに挑戦するプロジェクト。大阪芸術大学客員教授/アーティストでありネイキッドの代表でもある村松亮太郎が、企画・演出・構成などを学生・高校生たちと一緒になってゼロからつくっています。アートとテクノロジーが融合する「新たな光のアートサイエンス」作品を制作していくという体験を通じて、未来を担う学生たちの想像力や可能性を最大限に引き出し、未来を切り拓く力を育みます。2019年は「OSAKA光のルネサンス」における大阪中央公会堂のプロジェクションマッピングの他に、あべのハルカス展望台-ハルカス300-を舞台に作品を制作しています。