Breath / Bless Project | NAKED, INC. | 株式会社ネイキッド

2020.09.10

Breath / Bless Project

Breath / Bless Project

​世界が分断しつつある今だからこそ、「ネットワーク=繋がり」をアートに

COVID-19の世界的蔓延により、私たちの生活は一変しました。当たり前に国境を越え、行き来し、多くの人々と集っていた世界は、いつ戻ってくるのか分かりません。同時に、直接会えなくてもネットワークを通して、SNSやオンライン通話ツールなどによって、世界中の人々とリアルタイムにコミュニケーションを取る機会は急増しました。また、5Gの普及を控えた今後も私たちの生活にはオンライン・オフラインを超えたネットワークを通じて繋がる世界が続いていくでしょう。村松は「ネットワークしている状態」こそ、今という時代を表していると考えています。

タンポポに息を吹きかけると綿毛が舞い上がり、やがて地面に根付き新しい花を咲かせる様子を美術造作や映像、センシングテクノロジーを融合して表現した作品「Dandelion」が、「Breath / Bless Project」の起点となります。この「Dandelion」を世界中のあらゆる街に設置することで、誰かが平和への祈りを込めて息を吹きかけると、その綿毛は遠く離れた街にたどり着き、そこで新しい花を咲かせます。また、オンラインコンテンツにアクセスすることで、世界のどこからでもインタラクティブなアートを楽しむことが可能に。

さまざまな街から発せられる「Breath(吐息)」が、平和を願う「bless(祈り)」の種となって世界中で花を咲かせる。世界中に「Dandelion」が増え、より多くの人が関わることで、リアル/ヴァーチャル、オンライン/オフラインがシンクロし、人々の想いが繋がるネットワークそのものが大きなアートとして成長し続けます。

「Breath / Bless Project」着想について 「世界中に平和の花を咲かせるアートのはじまり」

「Breath / Bless Project」の構想は、2015年に起きたパリ同時多発テロがきっかけで誕生しました。世界中の人々の平和への祈りを、被害を受けた場所にリアルタイムで届けたい、という思いが始まりです。平和のモニュメントや悲しい記憶を持つ場所さえも、「Dandelion」を通して世界と繋がれば、そこは痛ましい歴史を思い出させる追悼の場としてだけでなく、平和を願う人々にとって笑顔が生まれる場になるのではないか、と。

特に2020年現在、COVID-19によって世界中で分断が進みつつある今の時代ほど、このコンセプトが合致するタイミングはないと感じています。ただでさえ物理的な流動性が減ってしまった上に、主義主張をぶつけ合い「一つの正しさ」を追求しだすと分かり合えることはありません。しかし、平和や平穏への祈りといった優しい感情を通して繋がり合う方法もあるのではないでしょうか。

「タンポポに願いを込めて息を吹きかける」という遊びは、国や人種、思想に関わらず多くの人が子どもの頃に体験した記憶から知っている、とてもシンプルでピュアな行為です。人それぞれ異なるバックグラウンドを持っていますが、よりよい世界になって欲しいという想いは皆同じはず。子どもの頃の原体験を想起させるアートによって、そんな優しい想いが引き出されると信じています。

バーチャルとリアル、テクノロジーとアナログといった、さまざまな境界を結ぶ体験を生み出してきた私たちが今こそ世界に届けたいのは、あらゆるバリアを超えて人々の想いを繋ぐこのアート作品です。

花は言葉を必要とせず、物事を分け隔てることもしません。種子を飛ばし、たどり着いた先でまた花を咲かせます。そんな風に、アートを通して人々の祈りを繋げ、世界中に花を咲かせることができればと願っています。

9月10日、ネイキッドがCAMPFIREでクラウドファンディングを開始

作品のローンチと同日の9月10日、CAMPFIREにて「Breath / Bless Project」の支援者を募るクラウドファンディングを実施します。お寄せいただいた支援金は「Breath / Bless Project」のメイン・インスタレーションとなる「Dandelion」を国内外に設置し、世界中をアートの力で繋ぐグローバルネットワーク構築のための資金となります。

また、本クラウドファウンディングはKDDIとCAMPFIRE「新型コロナウイルスサポートプログラム」手数料の完全無償化プログラムが適用されます。
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2020/07/01/4534.html

【作品概要】

作品名:Breath / Bless Project(ブレスブレス プロジェクト)
アーティスト名:村松亮太郎 / NAKED(英語表記:Ryotaro Muramatsu / NAKED)
発表時期:2020年11月初旬〜
「Dandelion」設置予定箇所:東京・渋谷駅周辺/東京タワー、埼玉・メッツァ(ムーミンバレーパーク・メッツァビレッジ)、シンガポール・「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」ほか
「Breath / Bless Project」公式サイト:https://breathbless.com

※本作品は、COVID-19対策として、今回の一連の展示に関しては、実際に吹くという行為を用いずに、オブジェに近付きインタラクティブに反応する体験設計を導入することになります。

【クラウドファンディングについて】

開設期間:2020年9月10日(木)〜2020年10月24日(土)23:59まで
クラウドファンディングページ:https://camp-fire.jp/projects/view/314807


ABOUT 村松亮太郎 / NAKED



アーティスト。NAKED, INC.代表。1997年にクリエイティブカンパニー NAKED, INC.を設立以来、映画やテレビ、MV、広告、空間演出など、ジャンルを問わず様々なプロジェクトを率いてきた。監督作品は長編/短編合わせて国際映画祭で48ノミネート&受賞。近年では「FLOWERS BY NAKED」「TOKYO ART CITY BY NAKED」などのイマーシブ(没入型)イベントや、華道・茶道・香道・歌舞伎・能狂言といった伝統文化・芸能と先進の表現を掛け合わせたインスタレーションや公演を手がける。大阪芸術大学で客員教授を務めるほか、ブランディング・ディレクターを務める長野県・阿智村をはじめ大阪府・堺市や佐賀県など日本各地での地方創生イベントや文化プロジェクトに取り組む。2018年には個人アーティストとしての創作活動を開始し、国内外で作品を発表してきた。2019年、イタリア・ヴェネツィアで軽井沢ニューアートミュージアムの主催展「DIVERSITY FOR PEACE!」や、中国・蘇州で開催されたSUZHOU DESIGN WEEKに参加。香港ではHQUEENSのホワイトストーンギャラリー香港で海外初の個展「002」を開催するほか、クリスティーズのChristie’s Autumn Auctions Hong Kong 2019で顧客向けディナーの演出を手がけた。