クリスティーズ 2019オータム オークション香港
各国からクリスティーズのクライアントをはじめとするVIPを招いたこのイベントでは、東京にフラッグシップを構えるネイキッドのアートガストロミー『TREE by NAKED yoyogi park(以下、TREE by NAKED)』での体験をベースに、村松 亮太郎が個人アーティストとして手がけてきたアート作品のエッセンスを織り込み、食とアートが融合する新しいディナーイベントを作り上げました。
一皿目は、テクノロジーや美術造作、香り、そして音が融合する空間で、ストーリーに沿ってディナーコースを食べ進める『TREE by NAKED』での一品を再現。まるで自然の中にいるかのように、景色と季節が移り変わる空間に感嘆の声が響きました。
二皿目は、村松 亮太郎個人によるアート作品たちが登場。
自動生成プログラムによって変化し続けるクラゲのデジタルアート「Kaleido Jellyfish(カレイド ジェリーフィッシュ)」と鑑賞者との距離に応じて潮の満ち引きが起きる波打ち際のインタラクティブアート「はざま-A Space Between-」により、海中にいるような空間へ。変わり続けるクラゲの色柄には、村松自身が撮影した香港の風景写真の数々を素材として使用しました。
最後のデザートを彩ったのは、ステージ上に設置されたタンポポのインタラクティブ作品「Dandelion」。
ゲストが綿毛に息を吹きかけると綿毛の映像が会場に舞い、周りの景色はパリからニューヨーク、そして香港へと移り変わります。「タンポポに願いを込めて息を吹きかける」という、誰もが覚えている感覚を呼び起こしながら、平和への祈りを綿毛に乗せて世界中に飛ばしたいという想いを体現する作品でディナーを締めくくりました。
また、「クリスティーズ 2019 オータムオークション香港」の期間中に開催されたサミット「ART + TECH SUMMIT」でも、村松がゲストスピーカーとして講演を行いました。サミットのテーマは“Mixed Reality ”。AI や AR、VR、ブロックチェーンなどのテクノロジーとアートが融合していく未来について、各業界のエキスパートが集まりそれぞれのビジョンをシェアしました。
その中でも、最新テクノロジーを含む様々な要素を掛け合わせた作品や空間演出の第一人者として村松は、高度に発展した技術やネットワークが支配する未来においての作品づくりについて見解を語りました。
■動画URL:https://youtu.be/FjPIsutLkKw
【概要】
イベント名:クリスティーズ 2019オータム オークション香港 TOP CLIENT DINNER
場 所 :香港コンベンション アンド エキシビションセンター(香港会議展覧中心)
実施日 :2019年11月22日(金)
主 催 :クリスティーズ香港
協 賛 :STRUTT&PARKER, BNP PARIBAS GROUP
撮 影 :クリスティーズ香港
企画・演出・制作:NAKED Inc.