アート展「遇见古蜀:三星堆沉浸艺术光影展」|開催
中国・上海にある「遇见博物館」(上海市靜安区汶水路210号 静安区新業坊3号楼)にて、三星堆・古蜀文化の世界に没入するアート展『遇见古蜀:三星堆沉浸艺术光影展』の演出を手がけました。展示は、2023年8月4日(金)~2023年12月6日(水)までの期間、開催されます。
3000年以上前の「古蜀文化」の神秘的な世界がデジタル技術で蘇る、空間没入型アート展
昨年10月から今年2月にかけ、中国・3都市の博物館で同時開催され、20万人を動員し大ヒットを記録した没入空間アート展が今年も開催を開始しました。今回は、中国・四川省「三星堆遺跡」に眠る古蜀文化をテーマに、壮大で神秘的な世界をデジタル技術を駆使し表現した没入型アート展です。
三星堆に眠るのは、3000年~5000年前に栄えたとされる古蜀文化。神話や伝説が多く残り、発掘された出土品は、素材・形が特徴的なことから、中国文明の中でも特に神秘的かつ壮大な文化として世界中から注目されています。今回は、三星堆で発掘された20世紀人類最高の発見とも称される出土品を基に、古蜀文化の歴史や世界観を再解釈。出土品のレプリカを間近で見られる“古蜀觅踪”・“敬事神明”・“神国万象”の3つの展示エリアを進むと、ネイキッドのプロジェクションマッピングによる“梦回古蜀”エリアへ。壮大な古蜀文化の世界に誘うイマーシブ空間が広がります。
ネイキッドが演出を手がける約800平米の会場では、万物の誕生から、文明が発掘される現代までの歴史を『蜀・魂』『蜀・现』『蜀・迹』『蜀・祭』の4章に分けて展示。地下深くに眠る数千年前の古蜀文明が、秘宝と共に目を覚まし、豊かな自然が広がり繫栄する時代を迎え、本来の輝きを取り戻した秘宝が神鳥によって祀られてゆくストーリーです。中国で語り継がれる神話や伝説と、出土した古蜀の秘宝が織りなす、壮大で神秘的な世界に没入することができます。
最先端のデジタル技術を駆使したプロジェクションマッピングと、中国の歴史や文化が融合した巨大なパノラマの没入空間。会場での鑑賞体験を通して、文化発展の歴史や背景を探求しながら、神秘的な古蜀の魅力をお楽しみください。
<「遇见古蜀:三星堆沉浸艺术光影展」作品紹介>
第1章:蜀・魂(万物の生命の誕生)
万物の生命が誕生し、神秘的な精神世界が現れる。中国の伝説に登場する神木・扶桑樹が根を下ろし、地下に眠る古蜀文明を呼び起こす力が溢れていく。
第2章:蜀・现(眠る数千年の歴史が蘇る)
眠っていた秘宝が目を覚まし、錆が光とともに取れていく。輝きを取り戻した文物は神々しく、本来の姿を現す。
第3章:蜀・迹(豊かな古蜀文化の世界へ)
山、滝、川、大地など豊かな自然が広がる中、個性豊かな秘宝とともに繫栄する古蜀文化の時代をめぐる。
第4章:蜀・祭(祭祀)
神々しい秘宝の魅力を表現。神鳥が登場し、器物は炎で燃え、地に埋められてゆく。遺跡から発掘される現代を想起させる。
最終章:秘宝/出土品展示
神話の世界から現代に現れた秘宝を、壮大で神秘的なプロジェクションマッピング空間で演出。
『遇见古蜀:三星堆沉浸艺术光影展』開催概要
- イベント名:遇见古蜀:三星堆沉浸艺术光影展
- 展示会場:遇见博物馆
- 上海市靜安区汶水路210号 静安区新業坊3号楼
- 開催期間:2023年8月4日(金)〜2023年12月6日(水)
- 開催時間:
- 【火〜木】10:00~17:30
- 【金】10:00~18:00
- 【土日祝】10:00~19:00
- 主催者:中国文化国際旅行有限会社/北京中創文旅文化產業集團
- 支持者:中国文物保護基金会 中国文物交流中心 中国対外文化集団有限会社
- 主催地:遇見博物館